本。


大体年末年始は本を読みます。(今年は年始だけですけど)
今回はずっと前に図書館で借りて読んだ童話物語(向山貴彦・著/宮山香里・絵/幻冬舎)を読みました。
文庫で出ていたのを知らなくて、やっと買えた本なのです。
たまたま駅の構内の本屋さんに平積みされていたのを見たので、ずっと今月の新刊だと思ってました…。
出たのは一昨年ですよ。何で平積み?文庫になったのを知れて、嬉しかったけど。


この話は1人で暮らしている性格の悪いオンナノコが、妖精に出会う辺りから物語が始まります。
妖精に触ると肌が黄色くなる病気になったり、『妖精の日』という世界が滅びる事になると言われている場所でのお話です。
文庫は上下巻に分かれているのですが、上巻の始めを読むとオンナノコ(ペチカと言う名前です)の性格の悪さに読むのが辛くなったりします。(周りの環境も酷すぎるし!)
でも凄く素敵なお話です。宮山さんの絵も素敵。章毎や段落毎に入る絵なんて、可愛くて仕方がないのですよ。
地図とか、時間とか、『童話物語』の世界が広がっていて、私はそう言うの大好きなので。


今日読み終わって、解説にHPがあるのが判って、即見に行きました☆
作られる過程とかが書かれていて、読んだ直後だけに『頑張ってくれてありがとう!』って気持ちになりました。
良いお話を読めた後に、著作者の方のHPで他のお話が読めるのも、幸せな事だと思います。